Gunther Wüsthoff

ジャーマンロックの著名グループ、ファウストのオリジナル・メンバーだった、当時はサックスやARP2500シンセサイザーの演奏を担当していたが再結成後のファウストには合流せず、その後の音楽活動の形跡も無く一人沈黙を通していたGunther Wüsthoffが、この7月にソロ・アルバムをひっそりとリリースしていた模様だ。 Faust IVが1973年のリリース(チューブラー・ベルズと並ぶ、ヴァージン・レコード初回バッチの一つ! )であるから、実に47年ぶりの登場とは、驚くほか無い。数年前に、ご本人のものらしきサイトhttp://guntherwüsthoff.de は確認出来ていたので、何らかの活動はされていたのかも知れないが、詳細は判らなかった。70年代当時の、ロックミュージック様相のファウストの演奏に、電子音楽の技術や編集を絡めるという実務を担当していたのは、案外この人のものだったような気もする。